フリーランスエンジニアはエージェントを活用すべき?おすすめのエージェント7選と選び方を解説

フリーランスエンジニアはエージェントを活用すべき?おすすめのエージェント7選と選び方を解説

フリーランスエンジニアにとって案件獲得はフリーランス生活を左右する重要かつ難しいテーマです。
しかし、エージェントの力を借りれば、個人ではなかなか進まない案件探しや営業、条件交渉などの手間を省くことができます。
事実、ITプロパートナーズが実施した「フリーランスの働き方の実態を調べるアンケート調査」の結果によれば、「案件獲得の経路として最も多いのはなんですか?」という調査に対して、64.3%の方が「エージェントサービス」と回答しています。
(参照:フリーランスの案件獲得経路に関する実態調査と考察 | 2022年版

一方で、どのエージェントを選べばいいのかわからず悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこで、ここではフリーランスエンジニアにおすすめのエージェント7選と、エージェントを選ぶ際のポイント、エージェントを活用するメリットなどについてご紹介します。

フリーランスエンジニアにおすすめのエージェント7選

まずは、フリーランスエンジニアにおすすめのエージェントを7つ紹介します。

IDHフリーランス

IDHフリーランスは、就職保証型のエンジニア向けフリーランスエージェントです。

  • 就職保証がある:IDHフリーランスには、フリーランスエンジニアとして活動する中で不安を感じた際にはいつでも正社員になれる就職保証がついています。これにより、フリーランスとして働きつつ、状況を考慮して就職を希望する場合にはSES事業のSESエンジニア(正社員)として就職することができます。
  • 高収入が期待できる:IDHフリーランスの案件は7割がプライム案件であるうえ、報酬への還元率は9割と高く設定されています。
  • リモート案件が多い:保有案件の75%がリモート案件となっています。もちろん、常駐の案件もあるので、希望に合った働き方が可能です。
    (参照:IDHフリーランス

レバテックフリーランス

レバテックフリーランスは、フリーランスエンジニアに特化型として19年の実績を持つ業界では老舗のフリーランスエージェントです。

  • 高単価案件が多い:レバテックフリーランスは、エンド直請け案件を多く保有しているうえ手数料が安く抑えられるため、高単価案件を紹介できます。公開されているだけで1万件以上の案件があり、月収100万円を超える案件も珍しくありません。
  • 専属コーディネーターがサポートしてくれる:レバテックフリーランスを利用すると、専属のコーディネーターが案件の紹介からプロジェクト参画後まで様々なサポートをしてくれます。フリーランスとして長くやっていくためには、優れたコーディネーターと出会えるかというのも大きなポイントになりますから、その点では心強いでしょう。具体的には、仕事や職場環境に関する悩みの相談、報酬額や稼働日数などの交渉もサポートしてくれます。
  • 支払いが早い:レバテックフリーランスの支払いサイトは、月末締め翌月15日支払いなので、早く報酬を得られるメリットがあります。
  • 福利厚生が充実している:レバテックフリーランスではフリーランス向けの福利厚生プログラム「レバテックケア」を展開しており、人間ドックをはじめとするヘルスケアサポートや各種サービス・施設の割引利用、スキルアップ支援、交流会の開催、結婚・出産等のお祝い制度など豊富な福利厚生が用意されています。
    (参照:レバテックフリーランス

Midworks

Midworksはフリーランスエンジニア・デザイナーに向けた案件紹介サービスを提供しているフリーランスエージェントです。

  • 手厚い報酬保障がある:万が一仕事が途切れた場合には60%まで報酬を保障してくれる報酬保障サービスがあります。
  • 週2〜3日から働ける案件がある:週2〜3日から働ける案件も扱っており、フリーランスならではの自由度の高い働き方をサポートしてくれます。
  • 福利厚生が充実している:安定した社員でフリーランスのような高収入と自由を実現することを目指しているため、充実な福利厚生を備えています。たとえば、損害保険及び各種生命保険相談、保険関係トラブル無料相談、弁護士保険、税理士による確定申告無料相談などのサービスがあります。
    (参照:Midworks

エンジニアファクトリー

エンジニアファクトリーは、非公開求人を3,000件以上確保しているフリーランスエンジニアに特化したエージェントです。

  • 高単価案件が多い:エンジニアファクトリーには月100万円を超える高単価案件を多数保有しており、こうした案件に参画できれば年収1000万円も狙えるでしょう。また、案件の紹介から受注までの期間も比較的短く、最短1日で決まる場合も。
  • 福利厚生が充実している:就労が難しくなった場合の所得補償や損害賠償保険などの充実した福利厚生を提供しています。
  • 即日払いサービスがある:急な出費に備え、稼働後報酬の即日払いサービスを提供しています。
  • 年齢不問で使える:エンジニアファクトリーは年齢不問で利用できるため、40代や50代のエンジニアも安心して登録できます。ただし、年齢相応のスキルと経験が必要です。
    (参照:エンジニアファクトリー

テックビズフリーランス

テックビズフリーランスは、高水準の稼働継続率が特徴のエージェントです。

  • 幅広い案件がある:案件登録数が30,000件超えているため、幅広い案件からエンジニアのスキルや経験に合った選択ができます。
  • 提携サービスを利用できる:コワーキングスペースやレンタルWiFiなど、テックビスフリーランスが提携している各種サービスをお得に利用できる制度が用意されています。
  • 即日払いサービスがある:急な出費に備え、即日払いサービスも提供しています。
  • 税務代行を無料でサポートしている:インボイス制番号の代理取得や消費税の申告サポートなどの税金周りについても相談可能です。
    (参照:テックビズフリーランス

ギークスジョブ

ギークスジョブは、エンジニア専門の転職エージェントです。キャリアアップのサポートや面接対策など、総合的な支援を受けることができます。特徴は次のとおりです。

  • リモート可能案件が80%以上:関東、関西、福岡、名古屋エリアを中心にリモート可能案件を豊富に揃えています。
  • エンド直で高単価を実現可能:高単価案件を提供しており、平均年収は879万円以上。業界トップクラスの年収水準を達成しています。
  • 20年以上の実績:ギークスジョブは20年以上の経歴と実績をもとに良質な案件を紹介し、エンジニアの働きやすさを第一に考えた契約を心がけています。
    (参照:ギークスジョブ

クラウドテック

クラウドテックはエンジニアやデザイナー向け案件を中心としたフリーランスエージェントです。520万人以上のフリーランスが登録する知名度が高いエージェントであり、信頼性のある優良なクライアントとの取引が多い点も魅力です。

  • 週3日、4日の案件が多い:フルタイム稼働を要件としない案件も多いので、ライフスタイルや案件掛け持ちの状況に合わせた柔軟な働き方も可能です。
  • 継続率は90%:フリーランスエンジニアへのヒアリングやクライアント企業との交渉など、エンジニアの働きやすさを最優先する丁寧なサポートを行っており、継続率は90%を維持しています。
    (参照:クラウドテック

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フリーランスエンジニア向けエージェント選び方

フリーランスエンジニア向けのフリーランスエージェントの数は年々増えているため、どのエージェントを選べばいいのか悩む方も多いでしょう。
ここでは、エージェントを選ぶ際のポイントを5つご紹介します。

複数のサービスに登録して比較する

複数のエージェントに登録して、案件内容や報酬などを比較しましょう。自分に合ったエージェントを見つけるためには幅広い選択肢を持つことが大切です。「A社は手数料が安いけど案件の数が少ない」「B社は案件数が多いけど手数料が高いから思ったより稼げないかもしれない」など判断基準を設けて複数社を比較してみることをおすすめします。

支払いまでの期間が適切かを判断する

報酬が支払われるまでの期間(支払いサイト)はエージェントごとに異なります。支払いまでの期間が長すぎると資金繰りが厳しく生活がままならなくなってしまうこともありますから、自身の経済的状況に合わせた支払いサイトのエージェントを選びましょう。実際には以下の方法で支払いサイトを確認できます。

・公式ウェブサイトの情報
エージェントの公式ウェブサイトには、支払いに関するポリシーが記載されていることが多いです。FAQセクションや支払いに関する専用のページを探してください。

・カスタマーサービスに問い合わせる
契約書やウェブサイト上で情報が不明確な場合は、エージェントのカスタマーサービスに直接問い合わせて確認してみましょう。

・他のフリーランスからの情報
同じエージェントを利用している他のフリーランスからの情報も参考になります。フリーランスコミュニティのフォーラムやSNSで情報を探してみましょう。

マージン(手数料)が高すぎないか確認する

エージェントはフリーランスエンジニアからマージン(手数料)を徴収するのが一般的です。手数料の割合や金額が適切であるかを確認し、自分の収入に見合っているかを判断しましょう。さらに、手数料が高すぎる場合は、他のエージェントを検討することも考えることが大切です。
また、手数料が高いとしてもその分サポートをしてくれるのであればそのエージェントを活用することも検討してみてください。

福利厚生が充実しているかを確認する

フリーランスエージェントを利用するなら確定申告サポートやスキルアップ講習、健康診断などの福利厚生をぜひとも活用したいもの。ただし、エージェントによって福利厚生の内容が異なるので、自身のキャリアの方向性や今後のライフスタイルと照らし合わせながらエージェントを選ぶことが大切です。

フリーランスエンジニアがエージェントに登録するメリット

「エージェントに登録するとマージンで思ったより稼げないのでは?」「企業に直営業する方が手間がかからないのでは?」など、フリーランスエージェントは役立たないと感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、フリーランスエージェントの活用には次のようなメリットがあります。

営業活動が不要になる

エージェントがクライアントとの交渉や営業活動を代行してくれるため、自分自身で営業活動を行う必要がありません。これにより営業活動に割く時間をスキルアップに充てられますし、営業活動が苦手な方にとっては精神的な負担の軽減にもなるでしょう。
ただし、何もしないでいいというわけではありません。というのも、エージェントを経由して案件を獲得する際はほとんどの場合においてクライアント企業との面談があり、自身の経験やスキルをアピールしなければならないからです

案件の条件交渉などをエージェントが対応してくれる

エージェントは案件の条件交渉や契約書の作成なども代行してくれるので、案件に参画するまでの手続きがスムーズになります。また、継続している案件であれば、エージェントが単価アップを提案してくれることがあります。もちろん、単価アップに相応しい実績が必要ですが、エージェントのスタッフによる客観的な評価が加わることで、説得力のある単価アップ交渉が可能になる場合もあるのです。

エージェントによっては正社員並みの福利厚生があることも

エージェントによっては正社員並みの福利厚生が用意されていることがあります。
フリーランスとして活動するうえでよく挙げられ不安は福利厚生がないことですが、福利厚生が充実しているエージェントを利用すれば、こうした不安も薄れていくのではないでしょうか。

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フリーランスエンジニアがエージェントに登録する際の注意点

フリーランスエージェントの利用にはデメリットもあります。状況によってはエージェントを通さない方がいいこともあるので、これから登録するエージェントを検討する方は、次の点を留意しておきましょう。

自分自身で条件交渉できない

エージェントを通じて案件を受ける場合、報酬や契約条件などの交渉を自分自身で行うことが難しい場合があります。自分自身で条件交渉したい場合や交渉した方が高い報酬を獲得できる場合は注意が必要です。

経験年数によっては案件を紹介してもらえないことがある

一般的に、エージェントは経験豊富なエンジニアに特化していることが多く、経験の浅いエンジニアの場合は案件を紹介してもらえない場合がありますし、紹介を受けて応募したとしても低い単価となる可能性が高いでしょう
ただし、経験の浅いエンジニアを積極的に受け入れるエージェントもありますから、経験年数がネックになっているフリーランスエンジニアはこうしたエージェントを中心に登録を検討してみましょう。なお、保有している案件数が多いエージェントは、経験の浅いエンジニアでも対応できる案件も多い傾向があります。

マージン(手数料)が発生する

エージェントを利用する際にはエージェントへのマージン(手数料)を支払う必要があり、マージンは案件の報酬から天引きされます。つまり、本来もらえるはずの報酬から数%の利益が減ってしまうということです
しかし、マージン料を支払うことでエージェントからさまざまなサポートを受けられるのですから、この点をどう捉えるかによってエージェントに対する考え方が変わるでしょう。
どちらにしても、エージェントを利用するのであればマージン料は絶対にかかりますから、「ここなら利益の数%を支払ってでも利用したい」と思えるエージェントを選びましょう。

マージン率を公表していないエージェントがある

一部のエージェントではマージン率(エージェント側の利益率)を公表していない場合があります。マージン(手数料)は報酬が発生するたびに何割かは(マージン率)差し引かれますから、収入に与える影響は大きいもの。実際の手取り額を確認して納得できる契約にするためにも、なるべくマージン率を公表しているエージェントを選びましょう。
ただし、福利厚生や各種サポートなどを重視してエージェントを選びたい場合はこの限りではありません。マージン率より優先することがあれば、それは個人の自由です。

フリーランスエンジニアがエージェントに支払うマージンはどれくらい?マージンの相場や料金形態を解説

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まとめ

保有している案件の質や数、福利厚生、マージン率などをしっかり確認して納得したうえで利用すれば、エージェントはフリーランスエンジニアにとって心強いパートナーになります。
最近はフリーランス人口の増加に伴ってエージェントの数も増えているため選択が難しくなっていますが、自ら積極的に正確な情報を収集して、ベストパートナーと成りうるエージェントと出会えるよう努力しましょう。

(参考)
IDHフリーランス
レバテックフリーランス
Midworks
エンジニアファクトリー
テックビズフリーランス
ギークスジョブ
クラウドテック

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