バックエンドエンジニアの仕事内容とは?必要な言語・スキル、年収や将来性についても解説!

バックエンドエンジニアの仕事内容とは?必要な言語・スキル、年収や将来性についても解説!

「エンジニア」と聞くと、プログラミング言語を使って開発する仕事という漠然としたイメージばかりが先行しがちですが、一口に「エンジニア」といっても仕事内容の幅は広く、必要になる言語やスキルも実にさまざまです
そこで、ここではWebサービスの開発に欠かせないバックエンドエンジニアの具体的な仕事内容や必要なプログラミング言語・スキル、年収、そして将来性などについても併せて解説します。

バックエンドエンジニアとは?

バックエンドエンジニアは、各種Webサービス(情報サイトやECサイト、SNSなど)を作動させるサーバー側のシステムやデータベースの構築、運用保守を担当するエンジニアを指します

ブラウザ側(画面で見えている側)を構築する「フロントエンドエンジニア」に対し、バックエンドエンジニアは「ロジック」と呼ばれるウェブサイトの裏側(機能、仕組みの部分)の開発を担当します
バックエンドエンジニアのスキル次第でサービスのパフォーマンスが変わるともいわれており、品質に大きな影響を与える重要な職種です。

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バックエンドエンジニアの仕事内容

ホワイトボードに書かれたシステムの設計図を見る男性

前述の通り、バックエンドエンジニアの仕事内容はウェブサイトやアプリケーションの「裏側」、つまりユーザーが直接見ることのできない部分を開発・管理することですが、具体的には以下の5つに大別されます。

①システムの開発

Webサービスのさまざまな機能や仕組みをプログラミング言語で作り上げていきます。
バックエンドエンジニアのメイン業務であり、スキルや経験の見せどころでもありますが、利便性の高いサービスを生み出すためにはプログラミングだけではなく、開発分野(流通や医療、金融など)に対する知識も必要です。

②サーバーの構築・運用保守

サーバーとは、リクエストに応じて情報を提供したり特定の動作を実行したりするコンピューターのことを指し、バックエンドエンジニアは開発するWebサービスが問題なく動かせるようサーバーを選定・設計し、その後は運用保守も担当します。

③データベースの構築・運用保守

データベースとは、バラバラの情報を一定の規則で整理し、条件を指定して検索しやすくしたものを指し、年賀状を書くときの住所録や学生名簿などはデータベースの身近な例です。
こうしたデータベースは膨大な情報量になるため、必要な情報を正確に取り出せるよう、バックエンドエンジニアがMYSQLOracleなどの用途に適したデータベース管理システムを選定し、管理・運用していきます。

また、API(異なるソフトウェア間での通信とデータの交換を可能にする規約やツールのセットです。APIを使用することで、異なるプログラムやサービスが互いに機能を共有し、データをやり取りすることができます)の構築も守備範囲となり、これにはデータの保存、取得、加工などが含まれます。

バックエンドエンジニアの仕事のなかでもデータベースの構築・運用は難易度が高い業務であるため、工数が多くなる傾向があるので覚えておきましょう。

④セキュリティ対策の実施

バックエンドエンジニアが行うセキュリティ対策は、ウェブアプリケーションやシステムを安全に保つために不可欠です。データの暗号化や強固な認証システムの実装、SQLインジェクション対策などは様々な脅威からデータを守り、システムの信頼性を高めることを目的としています。

⑤システムの保守

システム保守では、Webサービスの利用者が不便を感じることがないよう定期的なメンテナンスやトラブル対応を行います。ユーザーや他の開発者からのフィードバックに基づいてシステムを更新したり、バグを修正したり、ときには新しい機能を追加することもあります。

バックエンドエンジニアに必要な言語とスキル

では次に、バックエンドエンジニアに必要とされる言語・スキルにはどのようなものがあるのか見ていきましょう。

プログラミング言語

バックエンドエンジニアとして仕事をするためには、次のようなサーバーサイトのプログラミング言語の習得が必須です。

  • PHP
  • Java
  • Python
  • JavaScript
  • Ruby
  • C#
  • Go

PHPやJavaは多くのWebサービスや業務システムの開発で使用されている人気の言語です。
また、PythonはAIや機械学習で使われることの多い言語ですが、このような機能を装備させて開発することが多くなっている昨今、非常に需要が高い言語の一つであり、文法もシンプルなので学習者も急増しています。

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各プログラミング言語のフレームワークとライブラリの知識

それぞれの言語に次のような「フレームワーク」「ライブラリ」と呼ばれるプログラムのひな形や部品となるファイルがあり、バックエンドエンジニアはこれらを活用してシステム効率的に構築していきます。

  • Django(Python)
  • Spring(Java)
  • Ruby on Rails(Ruby)
  • Laravel(PHP)
  • Swing(Java)
  • React.js(JavaScript)

データベースの運用・管理スキル

Webサービスの利用開始に伴う登録で入力する氏名、住所などの個人情報や、ショッピングサイトで検索する商品の在庫情報などもデータベースで管理するため、データベースの運用・管理スキルはバックエンドエンジニアにとって重要なスキルです。
そのため、SQL(MySQL、PostgreSQLなど)やNoSQL(MongoDB、Cassandraなど)といったデータベースの設計、管理、最適化のためのデータベース言語の習得が必要になります。

サーバーやネットワークに関する基礎知識

バックエンドエンジニアがサーバーサイドのエンジニアである以上、サーバーの種類や特徴、セキュリティ設計やサーバーの容量設定などの基礎知識はあった方が良いでしょう。
ネットワークについては必須ではありませんが、トラブルが発生した際にネットワークの知識があると解決が早まります。

フロントエンド領域のスキル

フルスタック開発に携わる場合や、小規模なチームで作業する場合、HTML/CSS、AngularやVue.jsなどJavaScriptのフレームワーク、ユーザーインターフェース (UI) /ユーザーエクスペリエンス (UX) の基本原則といったフロントエンド領域のスキルが求められることがあります。

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バックエンドエンジニアとインフラエンジニアの違いは?

バックエンドエンジニアとフロンドエンドエンジニアの違いは理解できるものの、インフラエンジニアとの違いはイマイチよくわからない場合が多いようです。どちらも視覚で認識しづらい”システムの裏”であることは共通していますが、両者の仕事内容には明確な違いが存在します。

バックエンドエンジニアの仕事内容は上記の通り。一方、インフラエンジニアの仕事内容は、インフラエンジニアは、サーバー、ネットワーク、データ保存用のストレージなど、ITシステムの基礎(ITインフラ)となる部分を構築・管理することがメイン。つまり、インフラエンジニアはサーバーやネットワークの専門家であり、アプリケーションや業務システムが日々安定稼働できるよう、私たちが日常的に使うITシステムの「土台」を支える重要な役割を果たしています。

両者の違いを要約すると、バックエンドエンジニアがアプリケーションや業務システムの「機能」を司るのに対し、インフラエンジニアはそのそれらが動作する「基盤」を支える役割を持っています。どちらもITシステムを支える重要な職種であり、求められるスキル・知識に違いがあります。

未経験からバックエンドエンジニアになるには

未経験からでも十分バックエンドエンジニアを目指せますが、それには次のような方法があります。

ポートフォリオを制作して応募する

独学やプログラミングスクールで一通りの勉強が済んでいる場合は、ポートフォリオを制作して現段階のスキルを企業にアピールしましょう

その際、バックエンドエンジニアに求められないスキルを使って何かを開発しても意味がありません。ですから、ポートフォリオを制作する際は、サーバーサイド言語を使ったサービス作り、そこにデータベース管理やセキュリティ設計、クラウドでのサーバー構築などを盛り込んで、バックエンドエンジニアとして活躍できる基礎スキルを目に見える形に仕上げてください。

このようなポートフォリオがあれば、未経験からでもバックエンドエンジニアとして採用される確率は各段に上がります。

未経験可・研修ありの求人に応募する

ポートフォリオの制作が難しい場合は「未経験可・研修あり」の求人を探して応募することも選択肢の一つです。IT業界はエンジニア不足が続いていますから、まだまだ成長の余地がある若手であれば未経験でも採用される可能性が十分あります。(SES企業はその代表的な例)

未経験から入社し、最初はテスターや運用保守を担当して勉強しつつ、適性を見てバックエンドエンジニアやフロントエンドエンジニア、インフラエンジニアなどへのキャリアパスも可能です。

転職支援があるプログラミングスクールを利用する

プログラミングスクールに通う時間・経済的余裕がある場合は、講座修了後の転職支援がセットになっているスクールを利用して未経験からのキャリアチェンジを狙う道もあります

専属のスタッフがポートフォリオの作り方や応募書類の書き方、採用されやすい企業の特徴などを教えてくれるので何かと頼りになりますし、スクールによっては提携している企業を紹介してくれることもあります。

ただし、転職支援には「規定の試験をクリアすること」「講座の全レッスンを修了していること」「30歳未満であること」といった条件を課している場合があるので、この点は入学前にしっかり確認しておきましょう。

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バックエンドエンジニアの年収と将来性

都会のビル群を見ながら将来を考える男性

バックエンドエンジニアの年収

バックエンドエンジニアの年収は所属する企業、組織により幅がありますが、厚生労働省による職業情報提供サイト「jobtag」によれば、バックエンドエンジニアがかかわる業務の平均年収は平均550万円ほど。
(参考:jobtag|システムエンジニア(Webサイト開発)

国税庁の「令和3年分民間給与実態統計調査」では給与所得者の平均年収が443万円ですから、比較的年収の高い職種であることがわかります。

なお、フリーランスエージェントの「レバテックフリーランス」が保有する案件から抽出されたデータでは、フリーランスのバックエンドエンジニアの最高年収は1440万円という結果も出ており、大幅な年収アップを目指すのであればフリーランスのバックエンドエンジニアとして活動するキャリアパスも考えられるでしょう。

バックエンドエンジニアの将来性

総務省の「情報通信白書令和4年版」によれば、日本のICT市場(投資額)は2020年度で12兆9,700億円に到達しており、以降も右肩上がりの成長が予測されています。
こうした状況から、さまざまなWebサービスの開発を担うバックエンドエンジニアは高需要の状態となる可能性が高く、将来性のある職種であることは間違いありません。
もちろん、トレンドが頻繁に移り変わるIT業界で必要とされるエンジニアになるためには新しい技術を学び続ける努力が必要ですが、現状に満足せず、向学心・好奇心を維持できればエンジニアとして長く活躍できるでしょう。

まとめ

バックエンドエンジニアの仕事内容は、私たちが日々利用しているさまざまなサービスの根幹を担う高レベルなものですから、バックエンドエンジニアという仕事の将来性はもちろん高いですし、実際にエンジニアデビューした後も業務を通して仕事の社会的意義を大いに感じられるでしょう。
これからエンジニアを目指す方で職種が決まっていない方は、バックエンドエンジニアを検討してみてはいかがでしょうか。

【参考】
jobtag(厚生労働省 職業情報提供サイト)
レバテックフリーランス
情報通信白書令和4年版(総務省)

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LifetimeEngineer編集部
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