エンジニアの単価相場はどのくらい?案件単価の上げ方も知ろう!

エンジニアの単価相場はどのくらい?案件単価の上げ方も知ろう!

フリーランス、もしくはSESのエンジニアとして働く場合、仕事は案件単位で受注するため「案件あたりの報酬=単価」を高くしていくことでエンジニアの収入は伸びていきます。
しかし実際のところ、なかなか希望する年収に届かないエンジニアが少なくありません。
経験の浅い若手ならまだしも、この先ずっと低単価の案件ばかり受けていると精神的にも体力的にも消耗してしまいます。
そこで、ここでは「フリーランスとして活動しているが、なかなか高単価の案件を獲得できない」「スキルアップ以外で単価を上げる方法があれば知りたい」といった悩みを持つエンジニアに向けて、現実的な単価アップ方法と単価相場の傾向を解説していきます。

エンジニアの単価とは?

まずは単価そのものについておさらいしましょう。エンジニアの単価には次の2種類があります。

時間単価

1つ目は時間単価です。働いた時間数×時間単価によって報酬が決まるので、働いた分だけ報酬が発生することになります。時給単価は時給と捉えてただいて構いません。

案件毎の単価

2つ目は案件毎の単価です。こちらは時間に関係なく、案件によってあらかじめ価格が決まっており、フリーランス向けエージェントのサイトではよく「〇〇事業の業務システム開発の案件、月90万円」といったように紹介されています。

案件毎の単価はプロジェクトの内容や難易度によって変わり、時間数によってはカウントされません。
そのため、同じ案件を3時間でやっても6時間でやっても受け取る報酬は変わりません

※成果物の納品を目的とする請負契約(業務委託の一形態)はこれに該当します。しかし、案件によっては清算幅と呼ばれる稼働時間の目安が設定され、実際の稼働時間がこの清算幅に収まっていれば報酬が支払われる規定になっている場合があります。

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エンジニアの単価相場はどのくらい?

上記のような単価の定義を踏まえたうえで、現在受注している案件単価を上げたいのであれば、IT業界・エンジニア界隈における単価の相場をざっくりとでいいので確認していきましょう。
相場がわからなければ見当違いな行動をしてクライアントから避けられ、逆にエンジニアの価値を下げてしまう可能性があるからです。
以下はフリーランスエンジニアエージェント大手の「レバテックフリーランス」が公開している単価相場(同社保有案件がベース)を参考に見ていきましょう。

職種別

  • フロントエンドエンジニア:平均単価72 万円
  • システムエンジニア:平均単価71 万円
  • プログラマー:平均単価67 万円
  • インフラエンジニア:平均単価68 万円
  • ネットワークエンジニア:平均単価66 万円
  • サーバーエンジニア:平均単価67 万円
  • データサイエンティスト:平均単価75 万円
  • セキュリティエンジニア:平均単価71 万円
  • ITコンサルタント:平均単価82 万円
  • データベースエンジニア:平均単価69 万円

言語別

  • Java:平均単価68 万円
  • PHP:平均単価72 万円
  • Ruby:平均単価80 万円
  • JavaScript:平均単価71 万円
  • Python:平均単価76 万円
  • C#:平均単価67 万円
  • C言語:平均単価65 万円
  • Go言語:平均単価82 万円

(出典:レバテックフリーランス「単価相場」

以上から、複数のスキルを要求される職種、比較的新しく高需要のプログラミング言語が高い傾向にあることがわかります
現在受注の単価と比べてどうでしょうか。自身の単価とかなり開きがある場合は早めに単価を上げるための行動に移したいものです。

エンジニアが案件の単価を上げる方法


では、上記を踏まえた上で、エンジニアが高単価の案件を獲得するには具体的にどうすればいいのでしょうか。
次に紹介するのは実践しやすい単価アップ方法7選です。

高需要のプログラミング言語を学ぶ

高需要のプログラミング言語は基本的に高単価であり、案件数も多いです。そのため、単価を確実に上げたいのであれば、高需要の言語を習得するのがおすすめです。
たとえば、

  • Webサービスから業務システムまで幅広く対応できるJava
  • IoT開発やアプリ開発に使われるシンプルなコード記述が特徴のGo
  • 大規模なWebサービスやAIの開発に適しているPython
  • 統計・データ解析などデータサイエンス領域で使われるR言語

などは様々な分野で需要があり、他の言語を比べると高単価な言語と言えるでしょう。
新しい言語を学ぶ余裕があれば、こうした言語を習得するのが単価アップの現実的な方法です。
需要が低いプログラミング言語でいくらスキルを上げても案件自体が少ないので収入アップに結びつきません。

単価を交渉する

フリーランスのエンジニアの場合、初めは低単価の案件を受けることが多いでしょう。
クライアントによっては単価を上げてくれる場合もありますが、当初の単価のまま継続依頼されることもあります。しかし、「エンジニアとしてのスキルは確実に上がっている」と確信が持てるようになったときには、思い切って単価を上げてくれるよう交渉してみましょう。

資格を取得する

資格を取得するのも一つの手段です。
エンジニアに資格取得は必須ではありませんが、専門知識やスキル保有の証明ができますし、転職へと舵を切った場合にも役立つので持っておいて損はないでしょう。

難易度が高い国家資格である応用情報技術者試験システムアーキテクト試験、上級職候補としてアピールするのであればプロジェクトマネージャ試験など、目的に合わせて資格を選び、取得を目指してみてはいかがでしょうか。
【エンジニアにおすすめの資格についてはこちらの記事も要チェック!】

Webエンジニアに資格はいらない? 資格の必要性とおすすめの資格一覧を紹介
エンジニアへの転職は難易度が高いのか?資格や職種別の難易度も解説

ポートフォリオを最新の状態にする

自身が携わった中でも成功したプロジェクトなど、重要な成果の証明となるものはポートフォリオに入れて更新を怠らないようにしましょう。ポートフォリオはプログラミングを習得したばかりの駆け出しエンジニアのものだけではありません。ベテランエンジニアであっても自身のスキルを証明する重要なアイテムであることを忘れないでください。

高単価の案件に応募する

独立してから日が浅いフリーランスエンジニアの場合、仕事がなくなるリスクを恐れてずるずると低単価の案件を受け入れてしまうことが多いのではないでしょうか。
気持ちはわかりますが、そのままでは状況は変わりません。勇気を出して高単価の案件に挑戦してみましょう。

案件の掛け持ちが難しい場合は低単価の案件を断る必要が出てきます。
ただし、判断は慎重に行行いましょう。まずは契約書を見直して断れる状況(契約の種類や契約更新月など)かどうか確認してください。

企業の新規顧客に高単価の見積りを提示する

単価を上げる6つ目の方法は、企業の新規顧客に高単価の見積りを提示してみることです。
これは個人より予算を多く持つ企業であれば、少し高めに出しても発注してもらえる可能性が高い傾向にあるからです。

ただ当然ながら、高めといっても限度があります。先方から「吹っ掛けられた」と思われないような金額でなければ信頼を失ってしまうでしょう。
見積りは同業他社の求人で掲載されている金額や、フリーランスエージェントなどで提示されている平均単価を参照に、”常識の範囲以内”に収まるようにしてください。

フリーランスエージェントを利用する

7つ目の方法はフリーランスエージェントの利用です。
IT業界をよく知るエンジニア専門のフリーランスエージェントに、現在の状況と希望単価を話してみましょう。自分のスキルや経験に見合った単価の案件を紹介してもらえる可能性があります。

ただし、エージェントならどこでもいいというわけではありません。優良案件を多く保有し、エンジニアへの還元率が高いエージェントを選んでください。そうでなければ以前と同じ結果になってしまいます。

フリーランスエンジニアはエージェントを活用すべき?おすすめのエージェント7選と選び方を解説
フリーランスエンジニアの面談対策!よく聞かれる質問や落ちる理由とは?

単価が高いエンジニア職種へ転向する

単価を上げる方法を紹介してきましたが、もともと単価が高いエンジニア職種への転向を検討するという戦略もあります。

たとえば、現在テストエンジニアの方はプログラマーへの転向が挙げられるでしょう。
プログラマーは開発の主役ともいえる重要な役割を果たすため、需要の高いプログラミング言語を習得し、経験を積んで転向すれば高単価な案件の獲得も夢ではありません。時間は多少かかりますが、IT業界で活躍するならプログラマーへのステップアップは有益です。

また、PythonやR言語を扱った経験があるバックエンドエンジニアの方は、高単価エンジニア職種として注目を集めているデータサイエンティストに転向する手もあります。
データサイエンティストは、企業が保有する大量のデータを分析し、経営の判断材料となる情報を抽出・提供する専門家。
プログラミング言語はもちろん、統計学やAI、経営学、マーケティングなどの複数の知識・スキルが求められる難易度の高い職種ですが、高い確率で高収入を狙えます。

ニッチな分野のスキルを習得する

特定のニッチな分野のスキルを習得すれば希少性が高くなり、ライバルも少なくなるので高単価の仕事を獲得しやすくなります。
たとえば、次のような分野が挙げられます。

  1. ブロックチェーン技術
    金融業界だけでなく、サプライチェーン管理、投票システム、デジタルアイデンティティなど多岐にわたる分野での応用が進んでいます。
  2. IoT(モノのインターネット)
    スマートホーム、産業オートメーション、ウェアラブルデバイスなど、特定の用途に特化したIoTソリューションが需要を集めています。
  3. サイバーセキュリティのサブセクター
    IoTセキュリティ、クラウドセキュリティ、個人データ保護など、特定のセキュリティニーズに対応するサービスが重要視されています。
  4. VR/ARアプリケーション
    教育、トレーニング、リモートワーク、エンターテイメントなど、特定の用途に特化したVR(仮想現実)やAR(拡張現実)のアプリケーションが開発されています。

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まとめ

エンジニアの単価は職種や経験、スキル、市場での需要によって大きく変わるため、高単価な案件を受注したい場合は常にどの方法を取ったらベストなのかを考える必要があります。
また、クライアント側も一度決めた単価をそう簡単には上げないのが基本スタンスなので、単価アップにはそれなりの”戦い”が必要となることは認識しておく必要があります。
このような攻めの営業が苦手なフリーランスエンジニアは、フリーランスエージェントに頼るのも手でしょう。
SESエンジニアであれば、高還元率のSESへの転職も視野に入れてみてはいかがでしょうか。(参考:レバテックフリーランス「単価相場」

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LifetimeEngineer編集部
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