エンジニアの代表的な職種5種+レア職種2種を紹介!

エンジニアの代表的な職種5種+レア職種2種を紹介!

「ITエンジニアの職種が多すぎて何が何だかよくわからない」

こう思ったことはないでしょうか。
実はITが急速に普及しているなか、エンジニアの職種も増えてきています。
およそ20年以上前、エンジニア職は今ほど細分化されていませんでしたが、テクノロジーの発達に合わせてさまざまな職種が登場しているのです。

そこで、ここではIT業界における代表的なエンジニア職種5種とレア職種2を種をご紹介します

「IT業界に興味があるけれど、どんな職種があるのかわからない」「自分に合うエンジニア職を知りたい」といった方はもちろん、「IT業界の話にある程度ついていける基礎知識が欲しい」という方も要チェックです!

IT業界における代表的な職種5種

システムエンジニア

システムエンジニアは、クライアントの求めるシステム(主に業務システム)の構築するエンジニアです。具体的にはクライアントの要望に合うシステムを設計・開発し、テストや運用・保守まで行います。

これらの業務のうち、システムエンジニアのメイン業務は要件定義や設計。システムの大枠を決める工程なのでIT業界では上流工程と呼ばれています。

システムエンジニアはプロジェクトを統括する立場であるため開発(プログラミング)しないことも多いですが、基本的なプログラミングの知識は必須ですし、併せてコミュニケーションスキルや場合によってはシステムエンジニアも開発作業に携わることもあるため、ドキュメント作成スキルやプレゼンテーションスキルも要求されます。

フロントエンドエンジニア

フロントエンドエンジニアは、各種Webサービスのフロントエンド(ユーザーが見る部分、外観)の開発を担当するエンジニアです

HTML/CSSやJavaScriptを駆使してユーザーが使いやすいページ作りを目指しますが、そのためにはWebデザインやUI/UXの基礎知識も要求されます。

最近ではWordPress(ワードプレス。Webサイトやブログを効率的に作成できるコンテンツマネジメントシステム)やShopify(ショッピファイ。ECサイトを制作できるプラットフォーム)の実装経験があるフロントエンドエンジニアの需要が高まっています。

なお、フロントエンドエンジニアとよく似ているのがマークアップエンジニアです。マークアップエンジニアもフロントエンドエンジニアと同様にフロントエンド(ユーザーが見る部分、外観)を制作する点では同じですが、使用するプログラミング言語や守備範囲に違いがあります。
たとえば、フロントエンドエンジニアはHTML/CSSのほか、JavaScriptやPHPなどの言語を使ってサーバーサイドの開発にも携わりますが、マークアップエンジニアはフロントエンドエンジニアより守備範囲が狭く、扱える言語も少ない傾向にある点などです。

バックエンドエンジニア

バックエンドエンジニアは、各種Webサービスのサーバーサイド(Webサービス裏側、つまり機能、仕組みの部分)の開発を担当するエンジニアです

具体的にはユーザーが入力した情報に基づいてデータを処理するシステムを構築する仕事であり、わかりやすい例としてはECサイトの会員情報の呼び出しや決済機能の実装などが挙げられます。

サーバーサイドの開発ではJavaやPHP、Python、Ruby、C#などのサーバーサイド言語が使われます。

インフラエンジニア

インフラエンジニアはシステムの正常な稼働を支えるITインフラ(サーバー、ネットワーク、セキュリティなど)の構築や保守・運用を担当するエンジニアです

システムの監視やトラブル対応、バックアップ、パフォーマンスの最適化、セキュリティ管理など業務の幅が広いのが特徴です。

最近ではAWSやMicrosoft Azureなどのクラウドプラットフォームを導入する企業が増えている状況に伴い、クラウドサービスの活用スキルがあるインフラエンジニアの需要が高まるでしょう。

データサイエンティスト

データサイエンティストは、顧客の属性や購買履歴、商品情報など大量のデータを分析し、経営判断に活用できる情報を抽出・提供することで企業の活動をサポートする専門家です。名称は「サイエンティスト」となっていますが、IT業界ではエンジニアの一種と捉えられています。

データサイエンティストはPythonやR言語といったデータ解析に利用するププログラミング言語をはじめ、統計学やAI、機械学習、経営学、マーケティング、数学などの複数の知識・スキルが求められるため、高難易度の職種と言えるでしょう。

しかしその分、需要非常に高く、年収もほかのエンジニア職と比べると高い傾向があります。

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有名ではないけれど…知っておいて損はないレアなエンジニア職種2種

上記は比較的知名度があるエンジニア職種ですが、その一方であまり知られていない職種も存在します。

たとえば次のような職種ですが、どちらもIT業界を支える重要な役割を果たしています。

ブリッジエンジニア

ブリッジエンジニアとは、開発依頼元(日本のIT企業)とオフショア先(開発を委託している海外の開発企業)との橋渡しを担当するエンジニアです。

具体的には設計書の翻訳、質問への説明、進捗管理、納品物の品質管理などを行いますが、トラブル発生時の対応もカバーするため、プログラミングや語学力(英語)、マネージメント、コミュニケーションなど幅広いスキルが求められます。

オフショア先との円滑なコミュニケーション、これに基づくチームワークがなければ順調に開発が進まず、失敗に終わることもあるため必然的に責任も大きくなります。

また、オフショア先のメンバーから信頼される人間性や国際感覚も必須です。

セールスエンジニア

セールスエンジニアは、技術的な知識とコミュニケーションスキルを駆使して自社製品やサービスの販売支援を担当します。名称は「エンジニア」となっていますが、実際の業務は営業職に近いです

営業職のスタッフとともに商談へ同行し、クライアントへのヒアリングを通して顧客のニーズや要件を理解し、技術的な解決策を提案して営業チームをサポートします。

専門的な知識と自社製品・サービスへの深い理解、コミュニケーションスキルはもとより、クライアントの業界・業種の動向を把握する姿勢も求められます。

〇〇エンジニア→××エンジニアへのキャリアチェンジは可能か

同じ職種で同業他社に転職する例は多く見られますが、異なるエンジニア職へのキャリアチェンジはどうなのでしょう。

職種は違っていても求められるスキルに共通点があれば「違う職種も経験したい」と考えるエンジニアがいても不思議ではありません。

この点、結論から言えば十分可能です。もちろん、キャリアチェンジに必要な知識・スキルの習得はマストですが、ここをクリアできればまったく問題ありません。

実際、

  • フロントエンドエンジニア→バックエンドエンジニア
  • データベースエンジニア→データサイエンティスト
  • バックエンドエンジニア→システムエンジニア
  • システムエンジニア→ITコンサルタント

などのようなキャリアチェンジの例があります。

また、キャリアチェンジする職種によっては収入アップや労働時間の短縮、在宅勤務が叶うことも大いにあり得ますから、実務でスキルを磨いているなかで理想とするエンジニアライフを具体的にイメージできるようになったときに、ほかの職種へのキャリアチェンジを検討してみましょう。

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まとめ

現在、ITエンジニアという枠組みのなかには20種類以上の職種があるといわれていますが、後もテクノロジーの発展とともにエンジニアの仕事内容が細分化され、職種が増えていく可能性があります。
一見、複雑になってキャリア形成が難しくなるように思えますが、少し見方を変えれば、職種が増えて細分化することで身に付けるべき知識・スキルが明確になり、キャリアチェンジしやすくなるとも言えるのではないでしょうか。

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LifetimeEngineer編集部
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